今日のPhonoEQ改造 10

オペアンプ、テスト。とりあえず、後段に差し替えてみて音をチェックします。前段はFTE限定なので、オリジナルのまま後段を差し替えて聴いてみます。
現時点でMCモードで使っていますが、どうも昇圧が足りないようで、そこも問題のひとつです。入力インピーダンス100Ωをせめて10Ωくらいにしたいかな。カートリッジはOrtfon SPU Classic G MK Ⅱ です。やっぱりよりちょっと、くらい

A
前段:オリジナル
後段:Muses01D

やっと普通のハイファイになった。(笑) 見通しがとても良くなり、音の響きの切れ際とかが見えるように。かなりスッキリした音。ノイズが半分くらいになった感じ。

B
前段:オリジナル
後段:Burr-Brown 627AP

私が持っていたイメージと違って、かなり音数が多く豊か。ある意味、ごちゃごちゃ詰まった感もあります。音の切れ側もあまり聞こえず。古いJAZZのアルバムには良いかもしれないけれど、好みではないかなぁ。

C
前段:Burr-Brown 627AP
後段:Muses01D

ノイズがさらに下がる。良い感じ。普通のハイファイだけれど、何となく艶感がないイメージ。ちょっとつまらないかな。

D
前段:Muses01D
後段:Burr-Brown 627AP

私の好みはこれ。落ち着きました。パターンBで感じたごちゃごちゃ感はなく、Muses01Dで感じた冷たさもなく、適度な温度湿度を持った音になりました。
パターンDでほぼ音が決まりましたが、このPhonoEQのキモである可変EQの高域側が少し発振気味です。レベルが上がったからかなぁ…まぁボリューム動かさなければ良いのですが。

E
昇圧トランス

パターンDでモードをMMに、昇圧トランスを入れました。
音量がガッツリ上がり、録音用ADインターフェイスインターフェイスのインプットを下げたほどです。さらに透明度が上がって、ほぼいつもの音に近くなりました。

F
McIntosh C-33オリジナルPhono EQ

いつも聴いている音ですが、聴き比べると優美な甘さがあります。高域が削れて丸いわけではなく、中高域の音の甘美さが美しく感じます。これが私が一番好きなところなのですが、やはり聴いていて疲れない音。ここまで到達するのは難しいかなぁ… すごくハイファイな音ではないですが。

さて、色々やってきましたが、基本、どのくらい音が変わるのかなと言うチャレンジでした。楽しいです。高級なPhonoEQにするつもりはないので、今度は古いコンデンサでどう音が変化するのか、またトライです。ただ、音の変化はわかりにくそう。さらに重箱の隅をつつく作業です。