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オーディオ

先日の土曜日は半日以上かけて、オーディオのセッティングに勤しんでいました。アコリバ石黒さんに頼み込んで、Thorens TD124に付いているダブルアーム用のケーブルを作ってもらいました。
SMEアームのオリジナルケーブルは残したかったので、まずは特殊な4ピンコネクタをeBayで購入。まぁひどい状態のものが100ポンド以上するのですから、たまったものじゃないです。😭 欲しいのはコネクタだけですし、しかもダブルアームだから2個必要で… この部品もほとんどオークションでも見かけなくなりました。皆さんRCA出力に改造するのですね。私も購入してみましたが、作りが安っぽかったのでやめました。昔のコネクターもそれなりの意味はあると思うので。
そして半田付け。アコリバケーブルの唯一の欠点は素人では作業しにくい、ということかしら。(笑) RCAプラグは付けていただきましたが、その先は4ピンコネクタを付けるために、先バラ状態です。特にアース線は太くてコネクタの細いピンに固定しにくくて難儀しました。

プリアンプはまた修理です。情けない… 古いものの覚悟は出来てはいますが、やはりレコードが聞けなくなるととてもストレスフルです。そのために今はKORG Nu-1を使っています。DSDレコーダーとしては素晴らしいですが、オーディオ用プリアンプとしてはどうなのかしら… 音が歌わないのですよね。真空管モードを入れれば良いですが。
と、書きましたが、しばらく聴いていてこのプリアンプは寒暖系と感じます。録音機材としては非常に正しい、と個人的には思います。ただ、オーディオ楽しむには少し寂しい、と言う感じ。まぁ生い立ちが録音機材だから正しいでしょう。非常にモニター的な音です。

今日、ハンダゴテ作業していてふと考えました。私が求めるオーディオ機器は楽器のようなものです。私好みの音を奏でてくれる製品が好きなのです。スタジオにあるものは逆に色付けがなく高性能なもの、音に艶のあるものを求めますが、オーディオは自分だけの世界なので、好きな音にしたい。(笑) 原音に忠実な音なんて欲しくないのです。(あくまで個人的な考えですけれど…)そのためにも、間に存在するケーブルは色がない方がそれぞれの機器の個性を生かせる、とちょっと相反したことを考えています。
個人的に感じるのは日本製はあまり個性を感じられないものが多く、今使っているNu-1はDSDレコーダーとしては非常に素晴らしいけれど… 製品に個性って難しいですけれど、聴き比べるとやはり違いは全てにあるし、ワインの違いのようだなとも思うわけです。初めてオリジナルMarantz 7を聴いたとき、あぁこういうことかぁ!と納得したことを思い出します。パーカー100点という感じで(笑)、 わかりやすい良い音でした。

さて、話は戻りますが、とりあえず音出し成功。ケーブルが固くて重くて紆余曲折ありましたが😅、良い音で鳴っています。プリが帰ってきたらしっかりまたリポートしますが、今はケーブルはプリC-33用に長さを決めているのでアース線届かずだったり、いろいろ問題は残っています。あと10時間以上のエージングが必要とのことなので、プリが戻ってくるころがちょうど良いでしょう。

ダブルアーム用ダストカバーが出来上がりました。着々と進んでおります。今回はガルウイングタイプで上部半分が開きます。これでレコード交換、ヘッドシェル交換、アームの上げ下げも全て出来ます。ダストカバーこれで4つ目? 日々進化です。(笑)