Motel Chronicles


■2006年3月15日

なんとU2のコンサート、延期になっちゃったのですね。
チケット頼んでおいたのに、すごくがっかりです。
いやぁ、無理してでも去年の6月のロンドン公演、行っておけば
良かったかなぁ....
でも階上はロンドンの郊外でラグビー場だったらしく、
イス席で5万円近い値段がついていてものすごく悩んだのです。
ひとりで行くのも寂しいし、雨降ったらドロドロになるんだろうなぁ、
と等々考えてやめたのですが...
チケットもネットで調べた限りですから、ロンドンまで行って
なかった、ではね。
延期とは言っていますが私周りでは中止だな、というあきらめの
憶測が飛び交っております。
まぁU2だからしょうがないか、なぁ....

ヴィンテージに限り、法案が少し改正されることとなり、
ちょっとほっとしています。
以下、ニュースから。

PSEマーク」なしの家電などが4月から販売できなくなる問題で、
経済産業省は3月14日、“ビンテージ物”のアンプなど希少価値の
高い電子楽器を同法の「例外」とし、PSEマークなしでも簡単な
手続きで売買可能にすると発表した。

しかしいったい誰のための法案だったのでしょうか。
法案の改正はありえない!!とインタビューで答えていた
役所の人たちは100年前の役人!という感じで、ひどい感じ
でしたしね。
わざとあのような態度を取っているのでしょうか。
演技なのでしょうかね...
それとも普段の仕事態度からであれば、やっぱりそういう
人たちが作った法案だから滅茶苦茶なのだろうなぁ、
と思ってしまいます。
いつまで経っても変わらないのでしょうか、ね....

普通の人にはあまり関係ないかもしれませんが、ミュージシャンの間では
結構大変なことと騒いでおりました。
一番困ったのは中古オーディオ販売業者とかリサイクルショップとか、
そういう人たちでしょうね。
今更改正されてももう廃業してしまった人もいるみたいですし...
まぁもともとが滅茶苦茶な法案でしたから。
うちのヴィンテージ機材というと、マイクロフォンとかそのマイクの
プリアンプだとか、ほとんどが録音機材です。
だいたいが60年代後半から70年代くらいまで。
どうしてその時代のものがいいかは未だに議論されていますが、
まぁ手っ取り早く言ってしまうと優れた職人さんがいたことと、
今は使ってはいけない有害物質を当時は使えたと言うことでしょうか。
半田ごてひとつとっても鉛の含有量とか、コンデンサーとか、今みたいな
規制はありませんからね。
マイクでいうと何ミクロンという金ぱくを張った薄いものを、
カプセルに貼付ける作業を職人がやっていました。
しばらくして機械化が進んでしまって、出来る人がいなくなって
しまったのですよね。

1700年代の楽器がいいのは何故か、というのもわかっていません。
もちろん現代の新作もすごく頑張っていていいものも出来ていますが、
でもわからないのです。
それでも一番簡単な理由は、いい木がなくなってしまったこと。
京都のお寺を改修する時も今では日本の木が使えなく、わざわざタイとかの
山奥まで木を探しにいくそうですし...


久しぶりにジムに行く時間がありました。
ものすごく身体がなまっていたみたいです。
でも寝る時間もないのですから、しょうがないですよね...
以前、睡眠3時間でトレーニングに行ったら、ちょっと気持ち悪く
なってしまってそれ以来、無理はしないようにしています。
でもやっぱり身体動かすのは気持ちいいものです。
私が特にそうなんですけれど、運動しないから精神的に
ウジウジし始めるのです。
家でイスに座ってずーっと仕事をしていると、鬱病ではないけれど、
考えることが全てマイナス思考になってしまう。
身体を動かすと気持ちまで変わるので、不思議なものです。
出掛ける予定があったので、いい気になって2日後にも
予約を入れてしまいました。
ちょっと後悔するかなぁ...

景気が良くなっていると言いますけれど、私の周りでは
悪いままのようです。
私だけでしょうか、ね。(ドキドキ)
これだけ仕事してもギャラがほとんど発生しないというのは、
何が悪いんでしょうね。
音楽のクオリティを考えすぎちゃって、予算を使い込んで
しまうからでしょうか。
音楽の世界でもコンピューター化は以前からすごく進んでいたのですが、
今では音源(ピアノとかギターとか生楽器関係)のデジタル化が
すごく進歩しました。
プラグインソフトといってシーケンスソフトと一緒になって、
音が鳴るものなのですが、一聴した感じはいいんです、とっても。
でもそれらを組み合わせて曲を作っていくと、平坦になっていきます。
奥行きがないというか艶がないというか...
私の音楽にはやはり合わないみたいなのです。
でも今売れている楽曲のほとんどがこの手法で作られています。
音楽のバックグラウンドに隙間を作らない手法、つまり音を埋めていくので、
あまり影響が出にくいのですが、私のは隙間だらけですから.....
さて、どうしたものかなぁと、今更ながら悩み始めています。
ミュージシャンが演奏する音楽はすごく当たり前のことですが、
とってもいいですよ。
最近つくづくそう思います。