Motel Chronicles


■2006年2月21日

先日、ウオモの取材でsergio rossiに行ってきました。
女性もの、というイメージが強かったのですが、男物もありました。
まだ靴だけですけれど、結構好きな形でとってもいいです。
私には珍しく茶系の靴をすごく気に入ったら、いただいてしまいました。
これから春夏にかけてとても軽やかな、楽しみな靴です。
これに合わせて茶色のベルトを自腹で買いました。
結局はお金を使います。(笑)

つまらないことですが、最近名称を変えた金融会社があるじゃないですか。
あの名前が気になるんですよね...
英語でいうとすごく変な意味があると思うのですが、よく会社名に
したなぁと感心することしきりです。
いや、英語のスペルがわからないので何とも言えませんし、他にも意味が
ありますからいいのでしょうけれど....


世界遺産、あまり見ないのですが、先日はエルサレムをやっていました。
私の人生の中でも転機になった旅がエルサレムでした。
2度ほど行っています。
すごく複雑な所でした。
街も文化もなにもかも...
キリストが死んでしばらく安置されていたという教会(でしたっけ...)の近く、
旧市街の真ん中へんにビルの屋上がオープンカフェになっている
ところがあって、そこでお茶するのは何とも言えません。
コーランやいろんな音が聞こえてくるのです。
全てをミックスした混沌とした世界の中心にいながら、コーヒーを
飲んでいる状況は何と言って表現していいのか迷います。


さて、今日は車の話です。
ちょっとつまらないかも...
でも本当に車が好きです。
以前にも同じような話を書いた記憶があるのですが、今日も書きます。(笑)

免許を取ってから25年以上になります。
毎日のように運転していてゴールドカードです。(笑)
乗った車はレンタカーを含めれば100種類以上。
最初の免許を取った時は、コラム型のギアチェンジでした。
つまり昔のタクシーのようなハンドルの横に
シフトレバーが付いているタイプ。
海外のSUVのオートマチックレバーにはまだこういうタイプが
残っていますが、これはこれで結構使い易かったです。
はっきりいってほとんどの車、乗れると思います。
マニュアルの左ハンドルでもまったく問題なし。
ヨーロッパでレンタカー借りるとほとんどこれです。
でも時々リバースに入れる方法が車によって違うので、
だいぶ走り出してから困ったことがたくさんあります。(笑)
今まで一番変な車はシトロエンの2CVを改造して三輪車にした車。
ちゃんとナンバーが付いていました。
それからBMWの三輪車。
シュミットという名前だったかなぁ...
シトロエンは実は一番好きな車で、今まで2台所有したことがあります。
本当はDSかSMが欲しかったのですが、CXで散々苦しんだ末、
もう絶対に乗らないことを決心しました。
1990年最終型ジャガーダブルシックスはすごくいい車でしたね〜。
好きでしたがスピード出すとエンジンから煙を出したり、
ガソリン臭かったりと古いだけのことはありました。
ガソリン臭さはいつか火事になって死ぬんじゃないかという感じで、
それでやめました。
ワーゲンの1960年代のタイプ2(マイクロバス)を持っていたこともあります。
Wマークが鼻面にある、くすんだオレンジとクリームのツートン、
かわいい車です。
カリフォルニアから輸入して、エンジンを1600現行型に乗せ変え
ブレーキに倍力装置を入れエアコンも入れました。
結構走れるようにまで改造したのですが、夏場はガソリンのパーコレーションが
ひどくて、走っているときにすぐにへこたれ止まります。
未だに都内の青山や原宿近辺で所有して頃のナンバーで走っているのを
見かけますが、止まらず無事に走っているのでしょうか。
80キロくらいまではスピードを出せたのですが、そのスピードで
フルブレーキをかけるとお尻を振るので怖かったです。
40歳の誕生日に自分で自分のプレゼントとして、
トライアンフTR4Aというイギリスの古いオープンカーを買いました。
これでドライブに行くのは最高だったのですが、一週間乗らないと
ブレーキが錆び付いたりといろいろ大変でした。
2年間一生懸命レストアして、最後に電気系全てをオーバーホールした
段階で情熱が冷めました。(笑)
使ったお金、もったいなかったな....
ロサンゼルスで車を借りたとき、レンタカー屋さんの手違いで車がなく、
リンカーンのどでかい車になったことがあります。
ラッキーですね〜と係の人にはいわれましたが、燃費は悪いし
何だか怖い人の車みたいで、ちょっと緊張しました。
しかも車内灯が消えないのです。
昼間は気がつかなかったのですが、夜、車を止めた後も消えなくて
バッテリーが上がるのではないかとヒヤヒヤしました。
結局エンジンを止めて30分後に消えることがわかりましたが、
アメリカ車はこんなもんでしょうか....

アメリカではガススタンドはセルフサービスがほとんどですけれど、
日本でも最近増えましたね。
でも未だに未経験です。
アメリカではクレジットカード型のセルフが主流になる前は、キャッシャーに
先に行ってポンプ番号をつげ、いくらかを先払いしていました。
私はとにかく荒野や砂漠の長距離ですから、いつでも絶対に満タンです。
20年弱前くらいには先に給油して、キャッシャーで何番ポンプと告げるのでしたが
今はポンプの所でカード清算のほうが、ラクチンです。
人とのおしゃべりはなくなりましたけれどね。
そう、ひとりで走っていると一日の中でしゃべることが極端に少なくなります。
食事の時の注文とお店での買い物、モーテルのフロント、下手をすると
これだけになっちゃいますから...

今までで面白かったのはハンガリーのガソリンスタンドでしょうか。
私の運転していたトラバントという車はガソリンと灯油(だったかなぁ...)の
混合燃料なので、それを置いてあるスタンドを探さなければなりませんでした。
昔の有鉛ハイオクを探すようなものかな....(古いなぁ)
記憶がないのはエルサレムでのガソリンステーションです。
確かアメリカ企業系のお店を探して入ったような気がしています。

最初に乗った車はホンダのシビックです。
運転免許証を受け取った後すぐにレンタカーを借りました。
その車はギアボックスがひどくて、自分は運転が下手なのだとすごく悩みましたね。
自分で買った車はサニーGXハッチバック。
20歳のクリスマスイブ、小雪がちらつく中、神奈川の中古屋さんまで
自分でとりに行きました。
車体価格10万円に保険が22万円位。
L14型エンジンにソレックスのツインキャブ。
スペックはいいのですが70年代の排ガス規制で全然力はなかったです。
エアコンはもちろん付いていなくて、半年でめげました。
そのあとはホンダアコードCVCC。
画期的なエンジンだったのですが、エンジンが暖まっていると
再始動が難しかったひどい車でした。
もちろんマニュアルギアシフトでしたから、信号待ちでエンストしたら最後です。
欠陥じゃなかったですかね、あのCVCCという方式は...
プレリュードを2台乗ってからマツダのRX-7に乗って、スピードに
目覚めてしまいました。
ロータリーエンジンはとても特殊な感じのエンジンで、モーターのように
滑らかでした。
違法ですけれどターボリミッターを外したり、ちょっとした改造は
いつもしていました。
RX-7も2台乗り継いでからシトロエンの地獄にはまるわけです。
それにしてもRX-7というスポーツカーのような車より、シトロエンという
遅い車のほうが運転の楽しさ10倍くらいで、私自身おどろきでした。
しかも運転し始めてから初めてのオートマ車です。
不思議なものです。
ここから外車の魅力にはまってしまったのです。

日本車、まだまだですね。
何度か雑誌のタイアップページで試乗したりしましたが、日本の超高級車より
安い外車のほうがしっかりしていたりします。
あくまでも乗り心地というより、車の基本的な部分ですけれど...
東京は首都高速という最悪な高速道路がありますが、怖いんですよ、
その試乗した日本車が....
道路からの何のインフォメーションが伝わって来ないので、スピードを
上げたときに死ぬかと思いました。
これが本当に高級車と言えるのかどうかは、私には何とも言えません。

今まで運転したことのある車を書いてみようかな、と無謀なことを考えてみました。
あくまでも運転したことのある車です。
乗ったことのある車なら更に倍以上になるはずですけれど、やっぱり車は
運転しないとわからないことがたくさんあるので。

■ホンダ:シビック、プレリュード、アコード、シティ、エリシオン、レジェンド、
■日産:サニーGX、スカイライン、フェアレディZ、テラノ、180SX、シーマ、
■マツダ:ファミリア、RX−7、ルーチェ、ユーノスプレッソ、コスモ、ペルソナ
■トヨタ:スターレット、コロナ、マークII、カローラ、セリカ、カムリ、スープラ、
■三菱:レンタカーでいろいろ
■メルセデス:C、E、SL、SLK、S、W463、その他
■フォルクスワーゲン:ゴルフ、ボーラ、タイプ2(マイクロバス)、
ビートル、パサート、
■ボルボ:240
■アメリカ車:グランドチェロキー、エクスプローラー、タウンカー、
トーラス、その他ダッジ、リンカーンとかいろいろ乗りましたが、
車種をあまり覚えておらず
■シトロエン:CX、BX、AX、
■アウディ:カブリオレ、A3、A4、TTロードスター、
■ポルシェ:911、996、ボクスター、
■BMW:シュミット、Z-3
■TVR:キミーラ400、
■ジャガー:XJ12(ダブルシックス)、XKR
■モーガン:プラス4、
■トライアンフ:TR4-A、
■オペル:ヴィータ、ベクトラ、オメガ、
■ルノー:トゥインゴ、
■プジョー:106、206、
■アルファロメオ:156、スパイダー、164、
■マセラッティ:3200GT、
■フィアット:ティーポ、
■ローバー:レンジローバー、
■ロータス:エリーゼ111S、
■ケーターハム:スーパ−セブン、
■その他:トラバント(ハンガリー)、ローマックス(2CVのエンジン)、
ポルシェ356レプリカ、ジネッタG4、アリエル・アトム、
写真はローマックス、ジネッタ、アリエル・アトム、シュミット、トラバントです。
シュミットは乗った車ですが写真を見直していたら、どうもレプリカですね...
車好きでもトラバントをハンガリーで運転した人は、そういないと思います。
自慢です。(笑)

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PDRM0055.JPG
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15.jpg

今までで忘れられないのはシトロエンCXとトライアンフでしょうか。
二つとも所有をしていた車ですが、いいも悪いもいろんなことがありました。
逆に苦手なのが、ポルシェです。
どうも自分の感覚に合わないというか、わからないのです。
自動車雑誌でもみんな褒めているのですが、よくわからない。
わかるまでのスピード領域に達していないからでしょうか...
一番最初に運転したのがフランスで、エンジニアの車でした。
もちろん駐車のときに前の車にぶつけました。(笑)
そのトラウマが消えないのでしょうかね...
形は好きなんですけれど。
特にナローポルシェの時代が...
でもその70年代は車としての完成度が低いと言われています。
どうも私は完成されたものより、どこか未完成なものが好きみたいです。
誰かガツンとポルシェの良さを教えてもらえないものでしょうか。

まだまだ忘れているのはたくさんあります。
しかもいくつかの車種は年代違いで何度も乗っていたりします。
今乗っている車は中古車から新車含めると、3台目です。
本一冊くらいのレポート、書けると思いますよ。(笑)
こうやって思い出してみると我ながらすごいですね〜。
でもまだまだです。
フェラーリは乗ったことないし、ベントレーも。
面白いことにBMWは運転したことがないのです。
シュミットとはすごく古い三輪車ですし...
サーブもこうやって思い出してみると、運転したことがありません。
フランス車もすごく好きなのに、運転はあまりしていません。
まわりに持っている人がいないから、でしょうか。
マセラッティは今度クワトロポルテを借りる予定があるのですが、
私にその暇がないのです。

これだけ乗って思うのは、古い車も新しい車も何一つ変わっていない、
ということです。
エンジン、ブレーキ、ハンドル、シート...
乗り心地だって昔の車のほうが優れているものは、たくさんあります。
メルセデスだって今より昔のほうが本当に品質はいいです。
部品ひとつの精度の高さ、それが組合わさった質感など
今のものとは全然違います。
最近のではこういう質感の車に出会ったことがありません。
もちろんそれなりの金額の車でなければなりませんけれど...

私の今の車はW463というものです。
芸能人が最近たくさんこの車に乗っています。
私は連続ではありませんが、3台目です。
設計されたのが20年以上前で、外側のデザイン、ほとんど変わっていません。
それくらい好きと言うか、他に乗りたい車が見つかりません。
でも壊れまくっています。
はずれの車だったのでしょうね...
品質もすごく落ちているのだと思います。
燃費は悪いし背は高くてとっても重くて環境には悪いのですが、
でも運転はしやすく車内もとても広くて機材もたくさんつめます。
私のは違いますがAMG仕様のものは、たぶんですけれど軽く200キロくらい
出るんじゃないでしょうか。
この車高で200キロは相当勇気がいると思いますけれど...
本当に乗りたいのはシトロエンやそういった古い車なのですが、
今の交通事情ではとても乗る気がしません。
今まで故障で何度仕事に遅れたでしょうか....(笑)