Motel Chronicles


■2004年3月1日

相変わらずの久しぶり更新です。
今日は12月のコンサートを収録したDVDの、録音編集でスタジオに入っています。
いつも仕事を一緒にしているエンジニアの赤川氏と、白山にある新しいスタジオでの
作業です。
場所はうちから遠くて面倒くさいのですが、地下とは思えないとても過ごしやすい環境で
長時間の作業もラクチンです。
このスタジオの素晴らしいところが音はもちろんなのですが、換気装置と
室温調整のための装置。
換気装置はほとんど音がしなくてしかも空気の流れを感じさせず、それでいて換気されている
風量は大きいという、理想的なものです。
空調設備は温水冷水が通るフィンのようなものが天井まで設置されていて、その輻射熱にて
部屋全体の温度を管理するというもので、空気の流れがないのでとてもラクチンな感じがします。
新しく家を造る人にはとても参考になるのではないかなぁ、と思います。

さて、最近の私といえば、特に大きな仕事をすることもなく家でいろんなことしています。
4月から始まるドラマのレコーディング等は今月にありますので、そろそろ〆切をにらみながら
忙しくなっていきますけれど...
そういえばつい先日、デジカメを使いだした4年前から2年間分くらいの
データを間違って消してしまっていることに気がつきました。
これは結構ショックでしたね...
データの整理整頓は結構マメにやっているほうなのですが、それが仇となってしまったみたいで
その整理途中で何処かにやってしまったようなのです。
それも随分前だったらしいので、今更データを復旧させることも出来ずに放心状態です。
いっそのことコンピューターに残っている音楽データ、スコアデータ、ビデオ編集データ、
そして写真等のスキャニングデータ、住所録、原稿などをぜーんぶ捨てることが出来たら、
どんなに気持ちいいものだろうかと思ってしまったり。
私はどうもall or nothingという性格なようで、自分でも時々怖く思います。
でも捨てたところで、何かのメイキングビデオを作ろうと思った時に
「あの写真があったなぁ」と記憶しているのがイヤになるだろうなぁとも思うのです。
記憶喪失にはもちろんなりたくはないのですが、写真を撮ったことを覚えていたりするのが
後々面倒くさいなぁとも思うのです。
撮りためている写真を後で眺めたり、ということはほとんどしないのですが、やはり
何かの仕事で「あっ、あれが使える!」とかというものがあるので...
こういう面倒くさい人間はまったく写真を撮らずにいるのも、ひとつの手なのかなぁ、とも
ちょっと思い始めているのは確かなのです。
 

このスタジオもそうですが、最近無線でインターネット接続出来るところが結構増えてきました。
マックを使っているとこういう設定は本当に簡単で、あっという間に接続出来てしまいます。
よく使っているビクタースタジオも無線環境は各スタジオに設置されており、そういうところで
長時間の作業となると、今日のように日記更新と相成るわけです。

それにしても7年ほど前に通信をしていた頃は、ニフティのフォーラムというところで
まぁ今でいうBBSのようなものでしたが、一番最初に接続した時は本当にドキドキしたものでした。
本当にそこに接続していいものか、何か自分のコンピューターが変なことになるのではないのか、
発言をするために書いた文字がちゃんと届くのだろうか、等々。
接続時間に対する課金も結構高い時代だったので、何もかもが「怖かった」という感じです。
でも今では家にも光通信での接続環境も整いましたし、携帯でもメールを受け取れる。
この間からはヴォーダフォン携帯端末機もe-mailを海外で受け取れるようになって、
ますます便利さが進んでいるのですが、いつも一番最初に苦労しながら「通信」していた頃を
思い出してしまいます。
 
思い出しついでに、私はCBトランシーバーという違法無線を中学の時にやっていました。
免許のいる無線には一応憧れもあったのですが、どういうわけか裏道街道まっしぐらで
自転車に電池駆動のモバイルトランシーバーを取り付けまして、
「こちらスカイフォーク、どなたか感度ありますか?」とやっていたわけです。
ちょっと恥ずかしい過去でした。

おっと、お仕事お呼びです。
続きはまた後で。