2008-8-18
遙か遠い道
東京湾大華火祭がありました。
家から綺麗に見えるので楽しみにしていましたが、この花火大会の名前を知らずに、
しかも東京の花火大会カレンダーとかを調べても載っていませんでしたので、
いきなり始まっていた、という感じでした。
去年もひとりで見ましたが、今年もひとりで花火見物です。
大きさはイマイチですが、でもそれなりで、音もバッチリです。
来年はビールでも飲みながら友人たくさんと見たいなぁ…..
物価の上昇は音楽家にとってもとても頭の痛いものです。
先日弦楽器屋さんから「弦」の価格改定のお知らせが来ました。
チェロは4本の弦を使いますが、私の使っているもので4本定価で44100円に
なるそうです。
えーーーーーーーーーーーーっ!!
以前の値段から9000円ものいきなりのアップです。
もちろん割引が入りますが、価格の上昇率は同じですからそれにしても高いです。
ユーロ高以前からほぼ倍以上の値段かも、です。
コンサートがあるときは弦が1ヶ月ももたないので、約月一でこのお金が消えていく
ことになってしまいます。
替えない人は切れるまで使う、というひともいますが、音色といい音程でも
どんどん悪くなっていきますから、それはプロの言葉ではないですよね。
8月中に注文をすればまだ旧価格で、というのでとりあえず5セットは
買いましたが、もう5セットをどうするか、ものすごく悩んでいます。
何たって10セット(たぶん1年分かな)で40万円ですよ!!!
しかも、弦の種類というのはすごくあって、今はラーセンというものを
使っているのですが、同じラーセンのA線のものでも音色が
2種類×3種類の音量(ソフト、ミディアム、フォルテ)6種類もあって、
G線、C線に関しては3種類×3種類の音量と9種類もあります。
つまり6×6×9×9=2916通りの組み合わせがあるわけです。
たった一つのメーカーでこの組み合わせがあるわけで、他にもチェロ用の弦で
有名どころはヤーガー、スピロコアとあり、楽器の状態、好きな音色を求めて
組み合わせをします。
(弦メーカーはまだまだありますので、組み合わせは天文学的になります)
楽器の状態がコンスタントに同じであればいいのですが、私の楽器は
古いので季節によっても違いますし、その都度調整をして弦の種類も替えたり
します。
そう、1年分を買うリスク、わかってもらえます?(笑)
あと半月、悩まなくちゃ、です。
お盆休みなので、音楽ソフトのインストールを始めました。
DVDROMで28枚!!
終了時刻は24時間後って、どうするのでしょう….(笑)
しかも昨日は16枚目で止まってしまいました。
この作業中、仕事は出来ません。
さてさて….
まぁ昔は2000ドル以上していたクオリティが、たった200ドルくらいで
手に入るのですからうれしいのですが、もうそろそろDVDでのインストールではなく
ハードディスクでの供給にしてもらいたいものです。
と思っていたら、ある一部のメーカーはそうなっているそうです。
20年以上前にはたった2MB以下でソフトが動いていたのに、今はデータだけでも
300GB近い容量で、いくらハードディスクの容量があっても足りません。
そろそろソフトの整理もしなければならないのかなぁ…..
ハードの機材はだいぶ整理しました。
音源機材はもうほとんど残っていません。
本当は残しておきたかったのですが、置き場所もないことで
ほとんどを人にあげました。
残っているのは、コンピューターがダメになったときのバックアップ用音源2台。
あとはミキサーとかマイクアンプは60年代のヴィンテージを使っているので、
これらは私の宝物でもあり捨てられません。
でもとても設置面積を取ります。
しかも昔のものはとても重い…..
ソフトのインストール、結局ディスク16,17が不良品でした。
あぁ私のあの時間を返してください……(泣)
さすがアメリカから直接届いたものだけはあります。
インポートものはどうしてもこういったリスクがありますが、私の場合、
アメリカから送ってもらうCDとか軒並みダメです。
相性でしょうかね…..
先月、今月はキャンペーン月間です。
ラジオや雑誌にお邪魔しています。
今月はあと大阪、名古屋、札幌、福岡にも行きます。
先日の出演したラジオ番組のナビゲーター、CHIGUSAさんとの2ショット写真です。
この日は女性陣みんな浴衣姿でした。
綺麗ですねぇ。

徒然なるままに….
2008-8-10 赤塚不二夫さんが亡くなりました。
私もマンガなんて読んで!と怒られながらも、手塚治虫、赤塚不二夫と
本当にたくさん読みました。
本を持っていたのは手塚さんのマンガでした。
鉄腕アトムとかいわゆる初版本を買っていましたが、母親がある日
黙って捨ててしまいました。
今持っていればどれだけ高価な値段が付いたでしょう。(笑)
マンガ=不良、という時代でしたからしょうがないのですが….
赤塚さんのは何故か家で読むことは許されず、床屋さんとか友人の
家で読んだりしていましたね。
でも、おそ松くんとかいろいろリアルタイムでテレビで観ていました。
赤塚さんは数年前にNHKのテレビの仕事でご一緒したこともあります。
入院先の病院からの出演で、残念ながら番組途中体調不良で帰られましたので、
話す機会はありませんでした。
心からご冥福をお祈りします。
それにしてもタモリさんの弔辞は素晴らしかった。
ネットのニュースで全文を読みましたが、読むだけで涙が出てきました。
あとで知りましたが、持っていた紙は白紙でアドリブで読んでいたそうですね。
よどみのなくそして心打つ文体は、今読み返しても涙が出てきます。
オリンピックの開会式を見ました。
長かった….
途中で見るのをやめて少し仕事して、そろそろ寝ようかなと思って
テレビをつけたらまだやっていました。(笑)
最初と最後だけで良かったかも、なんて不謹慎かもしれませんが….
でも演出は素晴らしかったなぁ。
特に一番最初の太鼓は圧巻。
仕事柄思わずどうやって音を合わせているのだろうと思ってみていたら、
たぶんですが、全員ワイヤレスのイヤモニをつけていました。
そうでもしなければあれほどの人数が合うわけありませんから。
東京でオリンピックをと、誘致に頑張っているようですが、
あれほどのパフォーマンスを見せられた次の開催国は、相当なプレッシャー
ですよね。
日本ではたぶん太刀打ちできないだろうなぁ、という思いです。
中国、スケールが違いますね、やっぱり…
それにしても200ヶ国以上の入場はどうにかなりませんかね。
スポーツ選手なのだから走って入ってくるとか….
ものすごく暑そうでしたし長時間の開会式、それぞれの選手の競技に
支障が出なければいいなぁと心配するほどでした。
ヤマハのサイレントチェロ、使っています。
とはいえ、練習はやはりアンジェラとしないと身につかないのは
当たり前なのですが、指の運動とかには深夜弾いても大丈夫なので、
重宝しています。
ヘッドフォンからはリバーブ(ホールの残響音)がついたチェロの
音が聴けて良いのですが、でもやっぱりサイレントといえども
小さな音はしますから、そちらを聴きながらの練習です。
かれこれ20年ほど前にエレキチェロを特注したことがあって、
まだそれはを持っています。
でも当時所有していたチェロの大きさ(ネックの太さ、長さも)を
コピーしたので、今の楽器の大きさとはだいぶ違います。
なのであまり練習にはならなかったり。
ヤマハのサイレントチェロはサイズも弾いた感じも自然でよいですが、
エンドピンだけ普通のチェロよりずれているため、私はそれを解消するために
角度をつけられるエンドピンに変えています。
あと、ボディないでビービーと雑音がするのですが、これさえ消えてくれれば。
まぁ調整してもらえばいい話のですが…..
私の楽器だけかもしれませんが、結構作りが雑というか細かいところが
合っていなくて、今のヤマハはこんなものなのかな、とちょっと残念です。
雑音もこういうところから来ているのかな?
サイレントチェロと一緒にヤマハのカーボン製の弓も使っています。
これが結構すごい。
今まで使ったどの弓よりも「硬い」ですが、音量は出ます。
もうどんなことをしても無理矢理でも音量出しまっせ〜、と言わんばかりに
根こそぎ楽器を振動させます。
アンジェラがこれほど鳴る楽器なのか、という新発見をするくらいです。(笑)
でも音量が全てではありませんので、その弓がメインになるかというと
それは無理です。
初心者にはとても良いかもしれませんが、もうちょっと繊細な音をと思ったときに、
神経を使うので疲れます。
でもこの値段でこれはすごいことです。
日本の技術はやはりすごいんですねぇ。
濡れても大丈夫なのか良くわかりませんが、テレビのロケとかでは
重宝しそうです。
新しいCDがリリースされました。
日々の忙しさにかまけて、すっかりそのことを書くのを忘れていました。
先月の7月25日に発売された「yours;classic」。
ついに私も26年ぶりにクラシックをやってしまいました。(笑)
でもそこは溝口肇、ただではすみません。
なんとベートーベンとか大先輩のメロディをいじっております。
でも雰囲気はそのままです。
加筆と私は認識していますけれど、ダメでしょうか….
ずーっと忘れていたクラシック。
私にとって聴きやすく演奏しやすくコンパクトにまとめてみました。
良くありがちなジャズのような、メロディをわからなくなってしまう
ことはしていません。
あくまでもピアノとチェロのデュオ、クラシックそのものです。
今回のアルバムは暑い夏を2度ほど涼しくしてくれます。
是非聴いてくださいね。
それからこのアルバム、全日空の国際線で聴くことが出来ます。
夏休みでお出掛けのさいには、是非音楽サービスを試してください。
2008年のコンサートツアーも始まっています。
インフォページでチェックしてください。

「何かが欠けていることが魅力」
これが最近の私の車探しの結論となりつつあります。
今の車は本当に良く出来ていて、スムーズ、滑らか、快適と
文句の付け所がないものが多いです。
でもそれと失っていくものは、車としての、いや、何かを所有する時の
相棒としての魅力がないような気がします。
私の相棒はたくさんありますが、例えば一番大事な楽器にしても、
完全ではありません。
むしろこれだけ何年も毎日付き合っていてくると、イヤなところばかりが
目に付きます。
それでも何故違う楽器にせずに一緒にいるかというと、ええっと何故でしょう….(笑)
たぶん、それを補うことに楽しみを覚えたり勉強と思えるのかもしれません。
生きること自体が自分の中の足りないものを補う連続でもありますからね。
そう、車もあまりにも欠点のない車は、何だかつまらないのです。
贅沢な悩みかもしれません。
15年前のマセラティスパイダーも試乗しましたが、このいつ止まるかわからない
ドキドキ感は、仕事に行く上ではネガティブこのうえない感じでしたが、
それに見合うほどの魅力はたくさんありました。
ドライビングポジションはすごくクセがあるし、ブレーキはプア、ターボラグは
昔の感覚そのまま。
でもインテリアはほおずりしたくなるような美しさで、幌をたたんでも
オープンにしても美しい。
そしてメルセデスのSLよりずっとコンパクトなのに、何故かシートの後ろの隙間に
チェロが入ってしまう。
もう少し時間やお金に余裕があり、3台目くらいで所有して遊ぶのでしたら
良いのかもしれませんが、今の私には余裕はなく無理です。
車としての魅力を考えるときに、いろんなバランスを考えなければなりませんが、
適度な魅力(欠点?)が必要なのだろうと思う、今日この頃です。
なので結局のところ、今の自分の車に手を入れることに決めました。
ちょうど今、工場に入っています。
結構大きな改造となっていますが、これでダメだったら車探しを
最初から始めなくては…..(笑)
改造している間の代車としてメルセデスE320(現行タイプのひとつ前かな?)を
借りています。
今までメルセデスを所有したことがありますが、何だかとても違和感を感じています。
シートが私に合わない….辛い。
そう、ベストなドライビングポジションをどうしても取れないのです。
昔のメルセデスは絶対にこういう事がなかったのですが、私の体型が
ダメになったのでしょうか。(笑)
それとハンドルと車体の切れ角度が自分の感覚と一致しないので、
低速で曲がるときは神経を使います。
まったく曲がらないアルファ156のオートマティックだって、こんなへんな
感覚は持っていなかったのですが、メルセデスは何だかいろんなものが
変わってしまったのか、私があまりにもたくさんの車に乗ったので
おかしくなりつつあるのか….
でも欠点を魅力と感じる余裕を、今の人は持つことが難しいのかもしれません。
私は子供時代が60年代、70年代は貧乏でしたがいい時代だったと思っています。
モノを作ることに関しても、コストパフォーマンスを考えるよりも良いものを、
という気持ちが強かった気もします。
コンビニもありませんでしたから食べるものは母親の作ったものが全て。
(男が料理なんてあり得ませんでしたから、父の作ったものと言えば
日曜日のたこ焼きか鉄板焼き(焼きそば)でした。)
もちろん駄菓子屋の舌が真っ赤になるような飴も食べていましたけれど…..(笑)
コンビニのおにぎりが最高に美味しいと思っている人が(確かに美味しいかな
とは思いますが)、ものすごく企業努力、そして作り手がすごく良いものを作っても、
そのような人が果たしてその良さがわかるのかな、とも心配になってしまいます。
最近のドラマの音楽もほとんどがコンピューターによる音源を使って、
ストリングスなどの音は悲しい限りですが、そういうことに気がつかなかったり
気がついてもどうでもいいと思うか、そんな感じなのでしょう。
実際現場では予算はどんどん削られていますから、本物のストリングスを
使うなんて贅沢になりつつありますけれど、それでもその音を欲しがる
制作者もいるわけで、なんだか堂々巡りな感じもあります。
先日「ベニスに死す」という映画をDVDで観たのですが、メイキング映像が
良かったです。
今回のyours;classicのアルバムにもこの映画で使われたマーラーの五番、
アダージェットがあまりにも有名で、久しぶりにこの映画を観てみたかったのです。
ストーリーはほとんどありませんが、とにかく映像が綺麗。
冒頭の映像と音楽、もうたまりません….
そして監督のヴィスコンティは妥協を一切許さず、たった2分の映像を
一日がかりで撮影していたそうです。
何度も何度もリハーサルを繰り返して…..
時代なのでしょうけれど、でもやぱり羨ましい限りです。
何でも出来てしまうコンピューターがある今の方が、たぶんいろんなものが
ダメになっている気がします。
そういえば、車もコンピューターに支配されていますね。
最近の高価な車はサスペンションのセッティングも変えられますし、
いろんな設定を小さなコンピューター画面で自分好みにすることが出来ます。
でも、これが私は嫌いなのです。(笑)
チマチマといろんなことを設定できるより、走る、止まる、曲がるが
きちんと出来ていて、安全で燃費が良く環境に優しくて、しかも性能が良くて、
操作が簡単で、快適で、落ち着けたり高揚できたり、そんな車が欲しいだけなのです。
何故、ないのでしょうね…..
コンピューターを否定するわけではないのです。
ツールとしてはとても素晴らしいモノ。
コンピューターでいう便利さは確かにあるのですが、そこで出来る可能性から
更に次を求めてしまうので結局はいつまで経っても「大変さ」は同じなのでしょう。
いつもいつもクリエーターとは次なるものを模索しているわけですから、
コンピューターというツールを持った瞬間、その要求はさら増えるわけで….
いつまで経っても大変さは変わらないのです。
プロシューマーはそれで良いのですが、コンシューマーとしてはそのおこぼれとして
信じられないほど音楽制作が簡単になりました。
車の話が長くなりましたが、先日レーサー鹿島さんの番組収録にまた
お邪魔させていただきました。
車の話がメインとなるのですけれど、イヤ、それにしてもこんなに好き勝手
しゃべって良いのだろうかというくらい、車の話ばかりしてきました。
もちろん新譜CDのプロモーションでお邪魔しているわけですが、
CDのことはほとんどしゃべっていません。
ここまで好きだったら、今年はやっぱりA級ライセンスでも取らないとダメかなぁ….

テレビ番組にも出演させてもらいました。
卓球の四元さんがメインで出演している番組
「見ごろ食べごろ〜四元奈生美のおしゃべり散歩」です。
この真夏の昼間に公園での野外ロケです。
気が遠くなりそうなくらい、暑かったです。
公園が若いせいか木々の高さが低くて、林というほどの木陰がありません。
代々木公園の奥のようなところだと、本当に涼しいのですけれど、ね。
水辺の東屋でチェロも弾いていますが、世界一蝉の声と似合わない楽器だなぁ
と思いながらの演奏でした。(笑)
放送はTOKYO MX 9月4日予定です。
四元さん、とてもかわいらしい素敵な方でした。

生放送だったので終わってしまいましたが、北島美穂さんの番組に出演
させていただきました。
生放送でしかも朝早く横浜へは、車を運転するのも緊張します。

今年はもう一枚CDを出す予定です。
これは裏ベスト的な存在のもので、最近仕事したCMやテレビ番組のテーマ曲、
CD未収録のドラマ音楽等々、ものすごくたくさん、です。
もちろんそれだけではつまらないので、私が選曲したこれぞ!という
ベスト盤一枚もあります。
つまり2枚か3枚組になる予定なのです。
是非楽しみに待っていてくださいね。
