Espace2
- バルコニーの上で
- DEAREST / 浜崎あゆみ
- 車窓の人
- Vision of You
- ambrosia
- 鳥の歌
- CHAOS
懐かしい、ソニー時代の作品です。
フランス、またはイタリアの田園風景を見渡せるバルコニーを想像してみました。
それからそういう景色のある映画が、こんなタイトルがあったような気がしています。
ただ、それだけでいろいろなイメージが膨らんで書いた曲です。
このころ一緒にレコーディングをしたフランスのミュージシャンたちとは、
今でもいい友人です。
いつも、音楽で心が通じ会話をしてしまうから、外国語が進歩しないんだ、
と言い訳しているのですが、そろそろそうもいっていられなくなりつつあります。
音楽以外の会話が出来たのなら、もっと楽しいですからね。
自分のアルバムの中で、他人の曲を入れることはたまにありましたが、日本人アーティストの曲は初めてではないでしょうか?
2001年のクリスマス企画として、NHKポップジャムで彼女と共演したときのアレンジです。
アレンジ自体はとても気に入っているのですが、彼女のコメントをもらえなかったのが、残念でした。
ロンドンレコーディングです。
僕にとって唯一のヒット曲といえるものですから、レコード会社の人から是非入れて、 といわれるのです...
相変わらず「世界の車窓から」毎日やっています。
時々制作プロデューサーと話すのですが、「もうそろそろネタも尽きるのではないですか?」と 突っ込みを入れると、まだ地球上の半分も収録してないとの答え。
もちろん、収録したあとに近代化された路線、廃線となったところ、いろいろだそうで、 まだまだ続けられるそうです。ずっと続くとうれしいです。
ちなみにこれはオーケストラヴァージョンで、ワルシャワフィルとの共演です。
乗り物に乗って移動していることが好きなので、どうしても車窓という言葉に心惹かれます。
私自身、小学校の時からおじいちゃんの家まで一人で行ったり、大学時代になると
ヒッチハイクと寝袋、夜行列車の旅で、日本中ほとんどをまわりました。
列車の窓に映る自分の顔、流れていく風景と重ねて、それがとても哲学的に思えた時期を
懐かしく思い出します。
この曲はフランスの小さなスタジオで、短期間のうちに録音しました。
その時のコーディネーターがポールモーリアのマネージャーでもあったので、そう、あの
ポールモーリアが良くスタジオに遊びに来ていました。
なんでも吸収しようとする、とても若い感覚をも持った、カッコイイおじいちゃんでした。
「あなた」の景色、「あなた」を見ていること、つまりあなたを通して自分自身を
見つめている、というタイトルです。
私たちの周りにあるもの全て、自分の鏡じゃないかな、とも思えます。
基本的なレコーディングは写真集用の自主制作アルバムの為です。5年以上前のこと、
自宅のピアノで、自分で弾きました。
そのころのマンションは屋根に雀が巣を作っていて、それがピアノのある部屋だったので、
鳴き声が一緒に録音されています。ただ、後にチェロをオーバーダビングさせているので、
そのために聞こえなくなってしまいました。
イギリスのプライベートレーベルの録音には、よくこういった外部ノイズが雰囲気良く
入っていたりします。
新曲ではありませんが、以前発表した曲のリテイクです。
メロディを際立たせる為に、ピアノとのデュオで録音してみました。
ロンドンレコーディングです。
新録音です。
これも以前に収録したアルバムがありますが、2001年は何故かカザルスに関してのテレビロケが
続きましたので、ソロヴァージョンを録音してみました。
テレビのロケ現場でのスタイルです。
去年は何度この曲を弾いたことでしょうか。
ただ、私の中ではやはりスペインの地でレコーディングをしたかった....、例えば教会の中とか、
シチュエーションにもう少しこだわりをみせたかった、という少しわがままな思いが
残っています。
レコーディングはロンドンです。
昨年、新しいアルバムの企画を話し合っていた頃、ニューヨークのテロ事件が起きました。
私はレクイエムのような意味をもあった曲を書き加えたいと考えましたが、結局、新譜という
企画自体が消え、それが第2弾のベストアルバムになりました。
ただ、レクイエム、という私の気持ちはそのままで、曲調、スタイル等のかたちも
少し変わりましたが、CHAOSという曲が生まれたわけです。
きっかけは、一枚の写真でした。
写真家の名前は覚えていないのですが、ビルの吹き抜けエントランスが埃(がれき)にうもれ、
静けさに支配されたその風景は、何とも言えない悲壮感と美しさ、濁り、怒り、失望を
映し出していました。
写真が真実を語るわけではありませんが、そのかけてしまった沢山のものを、音楽で少しでも
埋めたかったのです。
ただ、私はその写真を美しいと感じたことに、疑問を感じました。
果たして「美しい」と感じていいのか、そう感じてしまった私はおろかなのか、
未だに答は出ません。
私は日本という遠くからの傍観者、そして計らずとも美しいと思ってしまった写真、
事件後の12月のニューヨークを訪れたこと、その見慣れぬ景色、ニューヨーク在住の
友人との会話、戦争ということ、この曲にはいろいろなものが詰まっています。
私はあくまでも音楽家ですから、まず、音楽で語りたい。
それでも失望したときは、坂本龍一さんのように声を大にして(?)、
反戦を訴えることにしましょう。
レコーディングはロンドンです。