MOTEL CHRONICLES

2011.11.21 UPDATE [BLOG]

基本、使いにくい、人が持っていない、というものが私の周りにはたくさんあります。
私の相棒チェロはもう作られてから300年近く経っているので、それはもうわがままです。
一昨日楽器の調整に行ったのですが、先日見た映画「PIANOMANIA」の影響では
ありませんが、いつもより細かな調整をしてもらいました。(笑)
本体は数年前に大修理をしているので、調整となると駒か魂柱の位置調整。
でも本当に繊細な楽器で、この間は0.1ミリ単位の調整となりました。
でもそれだけで大きく音が変わってしまう….0.1ミリってちょっとした湿気や衝撃で簡単に
ずれてしまう数値です。
一応全部の位置を数値化してもらいましたが、自分でこの調整は無理かもしれません。チューナーは松尾商会の橋本君。最近とても腕を上げてきうれしい限りです。
もっと鍛えてあげようっと。(笑)

でも、時々楽な楽器も弾きたいと思う今日この頃です。
オールドでない楽器だったらどんなに楽だろうとも思います。
私の楽器は1秒ごとに音が変わりますが、中国製のセカンド楽器は
一年弾いていなくても音は同じです。
弾き込んでも音に変化はありません。
正直つまらないのですが、でもいつも同じ音がするので、安定感はありますよね….

2010.12.20 UPDATE [BLOG]

ずーっとチェロの音を考えています。
どうにか自分の理想とする音にならないかな、と….
いろいろな人の話を聞いていると、私が理想とする音はストラディバリウスらしいのですが、
弾いたことがないのでわかりません。(笑)
まぁたぶん一生かかっても自分一人の力では、手に入れることが出来ないとは思いますが….
誰か貸してもらえないかなぁ。

最近のウルフ対策として、テールピースに鉛を入れてみました。
金属のテールピースは好きではないのですが、ウルフはやはり重さで止めるしかないのかな、
と最近考えているので。
120gの鉛が今のところ良い感じです。
最大180gまでのおもりを作ってもらいましたが、重さとおもりの大きさ(長いか短いか)で
止まり方がまた微妙に違います。

ウルフはだいぶ良くなりましたが、悪い部分もあります。
左手の指にかかるテンションが、当然ながら上がりました。
意外と手が疲れる、というか、フィンガリングが重い感じになります。
金属の重さを左手で感じてしまうのです。

あと、おもりはネジで留めているので、そのねじ山を隠すためにSwarovskiを
買ってきて付けています。
女性だらけの店内で探す男一人の私は、非常に違和感がありました。
そこが平たくないとダメなので、カット面をあまり多くできないらしく、ちょっと輝きに
不満もありますが(笑)、アンジェラらしい色を見つけました。

テールピースと同じようにエンドピンでも音が変わることを書きましたが、
私の楽器は10ミリのエンドピンなので、それほど種類を選ぶことが出来ないです。
それでも現在4種類のエンドピンを持っています。
何故かカーボンが2本も….何故だ?
エンドピンでも左手のテンションがとても変わりますが、今のところは大阪の見附精密工業
3種類のハイブリッド金属製がお気に入りですが、カーボンの音の軽さも軟鉄の素直さも、
気になります。
それぞれに良いところがあって、迷っているところです。

テールピースの写真はこんな感じです。
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2010.12.13 UPDATE [BLOG]

アンジェラがもう元の音に戻ろうとしています。
わかってはいたのですが…..、それにしても早い。(笑)
少しはまだましですが、もうこれがこの楽器の音の限界なのかな、とちょっと
ネガティブに感じてしまいます。
私の腕がもう少しあればこの音もコントロール出来るのでしょうけれど、いやぁ難しいです。
鳴りすぎる楽器をおとなしくさせるのは、どうしたらいいのでしょうね。

平原綾香さんの番組に出演しました。
ええっと、放送日いつだっけかな….Informationのページにも出ていないと言うことは
(スタッフが書いています)まだ情報解禁になっていないのかな。
歌声とまったく同じとても素敵で、なんだかゆったりとしたオーラが出ていて癒されました。
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2010.12.10 UPDATE [BLOG]

チェロのアンジェラが、血迷っています。(笑)
まぁいつものことなんですが、季節が変わると音が変わるのですが、
乾燥し始めるこの時期、やはりヨーロッパの楽器だなぁと思うのが、とても元気よく鳴り出します。
それはとても良いことなのですが、弊害もあって、ヴォルフ(普段はウルフというかな)
というオオカミの鳴き声に近いのでこういう名前の音が、とても強く出てしまいます。

私のアンジェラのような板の薄いオールド楽器では特に出やすく、
鳴る楽器の代名詞とも言われているのですが、正直いらない雑音でもあるのです。
今年の冬は特にひどくて、先日の千葉でのコンサートなど、ほとんど楽器をコントロール
出来ないほどでした。
楽器の音域全体に広がってしまっていて、音程も取れないし弓も吸い付かないので
音がかすれたり裏返ったりとひどい有様で、弾くのが怖いくらいでした。

今日、楽器屋で調整をしてもらったのですが、今のところ落ち着いているのが
テールピースを重くした、という調整です。
元々黒檀で作られた重めのテールピース(約110g)でしたがそれを鉄製に変えて、
でもその鉄製のテールピースが100gだったので、型取ってもらった鉛を中に
入れてもらいました。
200g超のメチャ重いテールピースの完成です。(笑)

でも、音が暴れることがなくなり、ウルフもだいぶ収まりました。
なくなることはないのですが、これならどうにかコントロール出来る、というレベルまで来ました。
しかしたった100gちょっと増えただけなのに、楽器自体はずっしりと重さを感じてしまいます。
持ち運びの時もまず「重い!!」と心の中でつぶやくほど….
以前、エンドピンを変えて重いものにしていますが、そのとき以上のずっしり感があります。

鉛を加えて音が変わったのを体験して、70年代、いや80年代くらいの
ポルシェを思い出してしまいました。
当時ポルシェはフロントタイヤの接地感が低くて浮き気味だったため、フロントオーバーハングに
鉛の重りを入れたという記事を読んで、メーカーがずいぶん変なことをするなぁと思ったものでした。
でも今のアンジェラを見て、なんだか古いポルシェみたい、と感じてしまいます。(笑)

低音を出す楽器にはある程度の「重さ」が必要なのかな、とも感じています。
新作の楽器はすごく重いですが、ウルフで苦労することはほとんどありませんからね。
私が歴代使ってきた楽器は、ほとんどがオールドで軽いものばかりでしたから、
いつも同じ問題で壁にぶつかっていました。
でもなぁ、だからと言って今から新作の楽器にはやはりしたくないなぁ….
しばらく様子見の、アンジェラです。
それにしても彼女は繊細で、ちょっとした駒の位置、緒止めのテンション、そして
私の心に敏感に反応して音が変わってしまいます。
だから楽しいのですが、そのぶん滅茶苦茶大変です。
彼女のご機嫌取りには終始したくないんですけれど…..(泣)

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