Motel Chronicles


手書き

2009-12-13

1ヶ月ぶりにスコアを書く仕事をしているのですが、譜面を手書きで書く度に
苦い思い出がよぎります。
ワルシャワフィルで仕事をしていた頃の話ですが、指揮者はロンドンからイギリス人を
呼んだりチェコから来たりしていました。
そのイギリス人指揮者から私の手書きのスコアを見て「君の8分休符は汚くて音符と休符の
区別がつかない!こんなスコアでは私は振れない!」と言われました。
いや、実際には振ってくれたのですが、これが結構トラウマで….(笑)
時間をもっとさかのぼれば大学時代、今や世界的有名な指揮者となった神岡君に、
「溝口の音符は汚いなぁ。これじゃ作曲家やアレンジャーにはなれないね!」
とも言われたのを昨日のように覚えています。
同級生ですから半分冗談も入っていましたが、でもショックでした。
そう、私は音符もそうですが、字ももっと汚い。
たぶん手を動かす筋肉の欠陥か、脳の中の「書く」という部分の機能欠如です。
絵さえ描けないのですから…
どんなに綺麗な音符の丸を書こうとしても、紙の上のそれは必ずうねっています。
今ではコンピューターでスコアを書くのが当たり前ですから、だいぶ助かってはいますが、
今日のような時間のないときは、どうしても手書きになってしまいます。
プリプロ段階では自分用のスケッチも、結局は手書きです。
それ、自分で読めないんですから、相当なものだと思います。
でも直らないんですよ….(泣)